良いシステムとは？

皆さんは、良いシステムと聞くとどんなシステムを思い浮かべますか？おそらく、短い期間で元金が数倍に増えるような夢のようなシステムを思い浮かべる方が多いと思います。

確かに、そのようなシステムは結果だけ見れば素晴らしいシステムに見えますが、実際には何処かに落とし穴がある場合が大半です。最大ドローダウンが大きい、カーブフィッティングしている、売買回数が少なくバックテストの信憑性が低いなどです。このようなシステムは例え最終的に儲かるとしてもシステムを使っている人が精神的に疲れてしまい、システムを使い続けるのが困難になります。

退屈なシステム

本当に良いシステムは一言で表すと「退屈なシステム」です。損益にブレがあまりなく、利益がいつ見ても似たような感じで、見ているのが退屈で、最終的にはシステムを動かしているのを忘れてしまいそうになるぐらいのシステムが本当に良いシステムです。意外だったでしょうか？

システムトレードの利点は色々有るのですが、その中でも最大の利点は感情のコントロールをサポートしてくれるところです。本当に良いシステムとは、この感情のコントロールをまったく必要ないぐらいに精神的ストレスを感じさせず、システムを使用している人が売買を完璧にシステムに任せられるシステムです。

絶対的な信頼を置けるシステムというのは、いつも勝つから信頼を置けます。勝つか負けるか分からないシステムに信頼は置けません。結果が分かっている勝負というのは退屈なものです。

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